「人を傷つけた自分が許せないのはなぜだろう」
「この罪悪感を、いつまで抱え続けなければいけないのか」
「自分を責める気持ちを手放す方法を知りたい」
人を傷つけた自分を許せない気持ちは、多くの人が抱えています。
この気持ちを放っておくと、いつまでも自分を苦しめ続けます。
それゆえ、罪悪感が発生してしまう原因を知ることが欠かせません。
そこで、この記事では次の3つを紹介します。
- 人を傷つけた自分を許せない理由
- 罪悪感で苦しいときの対処法
- 押さえておきたいポイント
罪悪感に苦しむ仕組みを理解して、対処法を実践すれば、気持ちは少しずつやわらいでいきます。
ぜひ役立ててください。
ちなみに、罪悪感を抱えると「自分のせいで誰かが苦しむのでは?」という不安がつきまといます。
罪悪感を手放すために、この不安や焦りを手放すことは重要です。
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人を傷つけた自分が許せない理由とは?概要をサクッと解説

人を傷つけた自分が許せないのは、罪悪感を抱えているからです。
この罪悪感の3つの仕組みを紹介します。
- 罪悪感が起きてしまう理由とは
- 幼いころの罪悪感を引きずっている
- 罪悪感を放置すると悪影響が出る
自分を責める気持ちがどこから生まれるのか、ひとつずつ見ていきましょう。
1.罪悪感が起きてしまう理由とは
罪悪感は、とくに次のような行動をとると感じやすくなります。
- 相手の信頼を裏切る
- 社会的、または倫理的なルールを破る
- 不安から「自分は悪いことをしている」と思い込む
正義感が強い人は自分に厳しくなり、自責をしやすくなります。
他の事例として、自分に自信がない人は、ささいなことで「自分が何か悪いことをしたかも」と不安になりがちです。
2.幼いころの罪悪感を引きずっている
罪悪感は、子どものころの経験に由来している場合があります。
たとえば、次のような経験です。
- 友だちや兄弟をいじめた
- 好きな人に、素直になれず冷たくあたってしまった
- 妹のアイスを勝手に食べた
こうした罪悪感は、忘れたつもりでも心の奥に残っています。
その例として、似たような場面に出くわすと、ふいによみがえってくるのです。
ほかのパターンとして、育てられ方が影響することもあります。
たとえば、小さいころに厳しくしつけられた人は、ちょっとした失敗でも「自分が悪い」と感じやすくなります。
このように過去の経験が、今のあなたを苦しめていることもあるのです。
3.罪悪感を放置すると悪影響が出る
罪悪感をそのままにしておくと、心のコンディションが崩れ、悪影響が出るので注意が必要です。
たとえば、野球で自分のエラーが原因で試合に負けたとします。
このとき、次のように考えてしまいがちです。
- 自分のせいで負けてしまった
- 投手の○○くんの勝ち星を消してしまった
- 自分が出ると、チームに迷惑をかけてしまう
その結果、気分が沈み、野球をするのが怖くなります。
最悪の場合、「自分はチームにいない方がいい」と思い込み、野球そのものを辞めてしまうのです。
続けていれば、大きな楽しさや出会いがあったかもしれないのに、そのチャンスを自ら手放すことになります。
このように、罪悪感は放っておくほど悪い方向に膨らむため、早めに向き合うことが欠かせません。
人を傷つけた自分が許せないときの対処法7ステップ

人を傷つけた自分が許せないときでも、罪悪感は正しく向き合えば少しずつ手放せます。
そこで、前に進むための具体的なステップを紹介します。
- 罪悪感を抱えている今の気持ちを書く
- 自分責めをしてしまう原因を書く
- 謝罪する
- 自分を許す
- 罪悪感で苦しめられるのをやめると決める
- 勇気をもって挑戦したという意識に変える
- しっかり休む
重くなった心を手放すヒントとして役立ててください。
1.罪悪感を抱えている今の気持ちを書く
罪悪感を抱えている今の気持ちを、紙に書き出してみましょう。
自分の感情を客観的に見るために、必要な過程です。
何を書けばいいか迷ったら、次の質問を自分に問いかけてみてください。
- 何が一番気になっているか
- 未来の自分に何を伝えたいか
- どの場面をやり直せたら理想か
なぜこんな気持ちになるのかをうまく言葉にできないときは、感じたままを素直に書いて構いません。
たとえば、仕事の覚えが悪い部下につい「また同じミスをしたね!だからお前はダメなんだ!」と言ってしまったとしましょう。
そのときの相手の表情が忘れられず、「ひどいことを言って申し訳なかった」という後ろめたさがこみ上げてきたとします。
そうした気持ちを、ありのまま書き出していきましょう。
書いた気持ちは、時間がたってから読み返すことで、客観的に見られるようになります。
2.自分責めをしてしまう原因を書く
「1.罪悪感を抱えている今の気持ちを書く」で書き出した罪悪感について、なぜ自分を責めてしまうのか、その原因を書き出します。
今回の事例に出てきた、部下に厳しく当たってしまったケースで見ていきましょう。
たとえば、次のように書いてみます。
- 会社で一生懸命働いているのに、サービス残業ばかりだった
- それなのに、部下はのんびり構えているように見えた
- 売上が下がったのは別の要因なのに、上司から自分が怒られた
- そのストレスを、つい部下にぶつけてしまっていた
罪悪感の背景には、自分がつらかった気持ちが隠れていることが多いものです。
今回のケースでいうと、「がんばっているのに誰にも認めてもらえず、みじめな気持ちでいっぱいだった」という原因が見えてきます。
ここまで書き出すと、「なるほど、あんな態度をとったのも少しは納得いくな」と思えてきます。
その結果、自分への厳しいジャッジが少しやわらいでいきます。
3.謝罪する
罪悪感をやわらげたいなら、まず謝ることを考えましょう。
謝罪することによって、気持ちを整理できるからです。
一番よいのは、相手に「ごめんね」と直接伝えることです。
とはいえ、疎遠になっていたり、連絡先がわからなかったりする相手もいるでしょう。
その場合は心の中で謝ったり、誰もいない場所で声に出して謝罪したり、手紙に気持ちを書き出したりする方法でもかまいません。
ただし、「謝ればいいんでしょ?」という気持ちで形だけ謝っても、罪悪感は晴れませんので注意しましょう。
4.自分を許す
過去をずっと責め続けてしまう自分を、許してあげましょう。
起きてしまった出来事は、もう変えられません。
変えられるのは、自分だけです。
とはいえ、一人で向き合っていると、どうしても人間は独りよがりになりがちです。
他人から見れば「そこまで悩まなくていい」という状況でも、自分のことになると客観的に見られません。
そこで客観的に見る方法としておすすめなのが、一人二役で自分と対話するやり方です。
次の手順で進めてみてください。
- 椅子を2つ用意する
- 「過ちを犯した自分」と「今の自分」に役を分け、交代で座りながら対話する
- 今の自分から過去の自分へ、やさしく話する
実際にやってみると、今まで見えてこなかった視点が見えてきます。
過去の自分に話しかけるときは、「あのときは、よくがんばったね」「あなたがいたから、今の私がいるよ」といった言葉をかけてあげましょう。
深刻な顔で悩みを相談してきた友達に、「気にしすぎなくて大丈夫だよ」と優しく声をかけるイメージです。
その感覚で、過去の自分に向き合ってみましょう。
なお、関連記事「人を傷つけた人は幸せになれない?考えすぎてしまう人向けの対処法7選を紹介」では、自分を許すためのヒントを解説しています。
自分責めから抜け出すきっかけがほしい方は、あわせてご覧ください。
5.罪悪感で苦しめられるのをやめると決める
人を傷つけた自分が許せないなら、その過去から卒業すると決めましょう。
幸せになると覚悟を決めなければ、前へは進めません。
そもそも、人に迷惑をかけたことのない人は、一人もいません。
誰もが失敗から学び、反省しながら成長していくものです。
たとえば、3年つきあった恋人に「今は夢を追いたいから会えない」と告げ、それから3か月も簡単な連絡しかせず、放置してしまったとします。
その結果、相手に寂しい思いをさせ、それが原因で別れてしまいました。
つらい出来事だとしても、これも自分が幸せになるために必要な経験だと解釈しましょう。
たとえば、次のような気づきです。
- どんなに長いつきあいでも、寂しい思いをさせれば相手は離れていく
- 大切な相手には、こまめに気持ちを伝えることが欠かせない
- 次に出会う人には、同じ思いをさせないようにしよう
このように、過去の出来事を次に活かす学びとして解釈できたとき、罪悪感は少しは軽くなります。
6.勇気をもって挑戦したという意識に変える
罪悪感を「勇気を持って挑戦した」という意識に変えてみましょう。
たとえば、訪問営業の仕事をしているときに、ドアのピンポンを押す前に頭に浮かぶのは次のようなことかもしれません。
- 売り込んでいいのだろうか?
- また、見込み客に怒られたりしないだろうか?
- 変な噂が立たないだろうか?
こうした罪悪感を「勇気を持って挑戦した」へと切り替えてみましょう。
もし自分が営業をかけなければ、相手はほかの営業マンから買っていたかもしれません。
その結果、良くない商品をつかまされ、かえって損をしていた可能性もあります。
たとえ一部の見込み客を傷つけてしまったとしても、勇気をもって踏み出さなければ、自分の商品で救われる相手に届けられないのです。
「勇気をもって挑戦した」と考えられたとき、罪悪感は少しずつ軽くなっていきます。
なお、関連記事「仕事のやる気を出す方法6選!働く意味がわからない人でも今すぐ実践できる意欲アップのコツを解説」では、人の役に立つための意識のつくり方を解説しています。
誰かに貢献していきたい方は、あわせてご覧ください。
7.しっかり休む
人を傷つけた自分が許せないときこそ、まずしっかり休みましょう。
罪悪感を抱えているときは、「こんなに反省しているのだから、もう自分を責めないで!」と落ち込んでいる状態です。
この状態では、せっかくの休日も罪悪感に苦しみ、「自分は休んでいいのだろうか」と休めなくなってしまいます。
そんなときこそ、意識して休み、ストレスを発散できるものを実践していきましょう。
たとえば、次のような過ごし方がおすすめです。
- 好きな音楽を聴く
- おいしいものを食べる
- ゆっくり眠る
自分を癒せることを実践し、たまっているストレスを減らしていきましょう。
実は、罪悪感で苦しんでいるときは、あなた自身がすでに限界だった可能性があります。
自分の気持ちをわかってもらえない苦しさが積もり、それが爆発してしまうのです。
それゆえ、心と身体をしっかり休ませることは、人を傷つけないための予防策になるでしょう。
とはいえ、「頭ではわかっていても、罪悪感がどうしても消えない」という方もいるはずです。
そんなときは、考え方そのものを見直してみるのがおすすめです。
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人を傷つけた自分が許せないときに押さえておきたい2つのポイント

人を傷つけた自分を許せないとき、いくつかの落とし穴があります。
気をつけたいのが、次のポイントです。
- 悲劇の主人公を演じてしまっている
- 自分を責めているようで他人を責めている
それぞれ見ていきましょう。
1.悲劇の主人公を演じてしまっている
人を傷つけた自分が許せないと責め続けてしまうときは、悲劇の主人公を演じている場合があります。
私たちは、普段からドラマや漫画に影響を受けているため、そうした役を演じてしまう癖があります。
普段からドラマや漫画に触れ、その影響を受けています。
そのため、自分の人生も「困難に立ち向かうヒーロー」や「悲劇のヒロイン」になぞらえて思い描きがちです。
困難が起きて、それを乗り越え、ハッピーエンドを迎えるストーリーを無意識のうちに求めてしまうのです。
しかし、この物語には終わりがありません。
ハッピーエンドにたどり着いても、また次の困難を探して乗り越えようとします。
その繰り返しでは、心が休まらないのです。
本当は、わざわざ次のドラマを演じなくても、幸せのままでいいのです。
そのほうが、ずっと楽に過ごせます。
2.自分を責めているようで他人を責めている
自分を責めることは、知らないうちに相手を責めることにつながります。
それは、潜在意識は「自分」と「相手」を区別できないからです。
たとえば「こんな失敗をする自分はダメだ」と責めると、潜在意識はそれを「こんな失敗をするアイツはダメだ」とも受け取ります。
こうした思考の仕組みによって、自分を責めるほど他人にも厳しくなっていくのです。
それゆえ、自分も相手も優しくしようとする意識が欠かせません。
これができるようになると、よい流れが生まれやすくなります。
ちなみに、関連記事「心の中で人を見下してしまう5つの理由!見下し癖を直したい方に向けてやめる方法を解説」では、見下す気持ちの手放し方を解説しています。
他人を責めていることに心当たりのある方は、あわせてお読みください。
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人を傷つけた自分が許せないときでも、考え方を変えれば、心は少しずつ軽くなっていきます。
罪悪感に苦しめられたときは、本記事で紹介した次のことを実践してみましょう。
- 罪悪感の原因を書き出す
- 過去のことを謝罪する
- 自分を許し、「人の役に立とう」という意識に変える
- しっかり休む
実践すれば、気持ちは少しずつ前向きになっていきます。
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とはいえ、「このやり方で合っているのか不安」「一人で続けるのは難しい」と感じる方もいるでしょう。
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執筆:市村 健太郎(イチケン)


