「あの人がどうしても許せない」
「自分を傷つけた相手を思い出すと、胸が苦しくなる」
「思考の学校の視点では、どうやって解決するのだろう」
いつまでも怒りや恨みを抱え続ける人は、少なくないものです。
この気持ちを放っておくと、ストレスがたまり、日常生活でも悪い影響が出てきます。
この許せない気持ちは、思考の学校の視点を知ることによって、変えるヒントが得られますよ。
そこで、この記事では以下の内容を紹介します。
- 人を許せない心理
- 許せない気持ちが続く理由
- 家族との関係
- 対処法
読み終えるころには、許すためのヒントが得られるはずです。
ぜひ最後までお読みください。
ちなみに人を許せない気持ちには、一度深く傷ついた出来事に対し、また傷つけられるかもしれないという不安がある場合があります。
同じ痛みを味わわないために、不安から相手を責めてしまうのです。
そのため、許せない気持ちから前に進むためには、不安は少しでも手放すことが必要です。
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思考の学校の視点で見る人を許せない心理をサクッと解説

人を許せないときは、自分を許せないことと同じだと考えます。
その理由は、潜在意識は主語を区別できないという脳の性質にあるからです。
潜在意識は、人を許せないときの自分の言葉を次のように受け取ります。
- あいつはダメだ → 自分はダメだ
- あの人は最低だ → 自分は最低だ
- あの人を許せない → 自分を許せない
相手を恨み続けることは、自分を責め続けることと一緒なのです。
ちなみに、人を許せない人には、自分に厳しく正義感が強いという特徴があります。
たとえば、「時間は守るべき」「約束は守るべき」だとルールが厳しい人ほど、それを破る相手を許せなくなります。
潜在意識は主語を認識しないため、自分に厳しい人ほど自分を許せなくなってしまうのです。
そうなると、「これはやってはいけない」といった行動の制限が増えていきます。
すると、行動の範囲は狭くなり、鳥かごの中の鳥のように、身動きが取れなくなってしまうのです。
思考の学校の視点で見る人を許せない理由5選

人を許せないときの気持ちには、いくつかのパターンがあります。
ここでは、よくある5つの理由を紹介します。
- 期待していたのに裏切られる
- 自分ばかりが損していると思い込んでいる
- 自分のプライドを守ろうとしている
- 相手の弱さを受け入れられずにいる
- 本当は自分自身を責めている
当てはまるものがあれば、一度立ち止まって見直してみましょう。
1.期待していたのに裏切られる
人を許せなくなる背景には、相手への期待が隠れています。
わかりやすい例が浮気です。
誠実だと思って付き合っていた相手に浮気をされたら、「こんな最低な人間だったのか!」と誰でも怒ります。
仕事も同じです。
戦力になると思っていた社員が仕事ができなければ、「なんで、こんなこともできないの!」と怒ってしまいます。
こうして憤りを感じるのは、「本当はこうしてくれるはず」という期待が、もともとあったからです。
つまり、許せないほどの怒りは、それだけ相手に期待していた証でもあります。
2.自分ばかりが損していると思い込んでいる
人を許せないときほど、「なんで自分ばかりこんな目にあうの!」と損した気持ちが強くなりがちです。
すべての出来事が、相手のせいとは限りません。
それでも、自分ばかり損していると思いこむと、「悪いのはいつも相手だ!」という気持ちになりがちです。
そうなると、たとえ自分にも非があったとしても、「私は何も悪くない!」と相手を責め続けてしまいます。
しかも、「相手が悪いのだから謝ってほしい、変わってほしい」と願っても、相手はそう簡単には変わりません。
相手が変わってくれない以上、いつまでも許せないままになってしまうのです。
なお、関連記事「心の中で人を見下してしまう5つの理由!見下し癖を直したい方に向けてやめる方法を解説」では、頭ではわかっていても相手を見下してしまう理由を紹介しています。
相手を見下してしまう理由を知りたい方は、あわせてお読みください。
3.自分のプライドを守ろうとしている
人を許せないときは、自分のプライドを守ろうとしている場合があります。
たとえば、マンガ家の卵であるAさんが、自分の作品を出版社の編集部に持ち込んだとします。
そこで編集者に「こんな作品は売れないよ!」と厳しくダメ出しをされたら、きっとAさんは、腹が立つでしょう。
「あの編集者が見る目がないだけだ!こんな出版社はやめて、ほかを受けよう!」と怒りが湧いてくるのは、プライドを傷つけられたからです。
これは、「自分は間違っていない」と思い込むことで自分を守ろうとする、一種の防衛反応なのです。
その根本にあるのは、努力を認めてほしい気持ちが隠れています。
4.相手の弱さを受け入れられずにいる
相手の弱さを受け入れられないと、許せない感情が生まれます。
たとえば、憧れの芸能人がいたとしましょう。
その人がスキャンダルを起こすと、「こんな人だったのか!」と許せない気持ちが湧いてきます。
本当の姿を知る前のイメージとのギャップが大きいほど、批判する気持ちが大きくなります。
その結果、その芸能人のファンをやめてしまうことがあるのです。
なお、関連記事「自分を傷つけた人がどうしても許せない!スピリチュアルな視点から見た復讐心を手放す4つの方法」では、許せない人への対処法を解説しています。
相手を許せる自分に変わりたい方は、あわせてお読みください。
5.本当は自分自身を許せないでいる
誰かを許せないとき、実は自分自身を許せていない場合があります。
たとえば、あなたが学校の先生で、宿題を忘れた生徒を厳しく叱ったとします。
厳しくしてしまう理由は、自分が学生だった頃、先生に同じように叱られた経験があるからです。
「自分も昔、先生にこのことで叱られたのだから、この子も叱られて当然だ」と思っています。
これは、過去の自分を許せていないのと変わりありません。
かつて自分が犯したミスを叱られ、きちんと直しました。
それを他人が同じミスをしていると過去の自分を見ているようで、許せなくなってしまうのです。
もちろん、直さなければ人に迷惑をかけるミスなら、修正は必要です。
ただ、この気持ちが強く出すぎると、自分自身を許せなくなり、挑戦や失敗を恐れるようになります。
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人を許せないときの注意点!思考の学校の視点で見つめ直す家族との関係

許せない気持ちは、子どもの頃の家族との関わりが深く関係していることがあります。
とくに見つめ直したいのは、次の3つです。
- 父親との関係
- 母親との関係
- 兄弟との比較
家族との関わりをたどっていくと、怒りの原因に気づけることがあるので、見ていきましょう。
1.父親との関係
父親への怒りが残っていると、仕事や社会との関わりにも影響することがあります。
思考の学校では、父親を「社会の象徴」と考えられています。
たとえば、父親との関係が影響するのは以下の4つです。
- お金
- 仕事
- 上司・社長
- 社会
仕事への感情や上司への反発の裏に、父親への感情が隠れてるケースがあります。
こうしたものに強い怒りを感じるなら、その根っこにある父親との関係を見直すことが欠かせません。
また女性は結婚すると、無意識のうちに父親と夫を比べてしまい、夫を見下してしまうケースがあるので注意しましょう。
2.母親との関係
母親との関係が、今の自分の思考に影響を与えている場合があります。
たとえば、母親が勉強や習い事に厳しかったとします。
本当は土日は友だちと遊びたかったのに習い事をさせられて、当時は不満だったかもしれません。
しかし、その奥には、自分の次のような気持ちも隠れていた場合があります。
- よくなりたい
- 成長したい
- 自立したい
「それくらい厳しくしてほしかった自分」がいたのかもしれません。
また、母親は人付き合いを最初に教えてくれる存在でもあります。
そのため、母親を見下してしまうと、人付き合い全般がうまくいかなくなることがあるので注意しましょう。
ほかにも母親の影響は、結婚生活にまで及ぶことがあります。
男性の場合、結婚すると妻と母親を無意識に比べて、妻にイライラしてしまうことがあります。
妻と母親は、まったく別の存在にもかかわらずです。
3.兄弟との比較
幼いころの兄弟関係が、許せない気持ちにつながっていることがあります。
その根っこにあるのは、他の兄弟と比べて「自分は大切にされていない」という思い込みです。
たとえば長男・長女の場合、弟や妹が生まれるまでは親の愛情を独り占めしていました。
しかし、下の子が生まれると親は弟や妹を面倒見るようになり、「自分より弟や妹の方が愛されている」と感じるようになります。
さらに「弟や妹のお手本にならなければ」という思いから甘えることもできません。
こうして抱えた「親に愛されていない」という感覚が、怒りにつながりやすくなり、許せない気持ちになる場合があるのです。
実際には両親は兄弟・姉妹平等に愛しているにも関わらずです。
ちなみに、関連記事「人を見下す人はどんな育ち方をしたのか?親と兄弟順位の観点からわかりやすく解説」では、家族関係による見下しの傾向がわかるようになります。
家族の影響が自分の思考に、どんな影響を与えているか知りたい方はあわせてお読みください。
【初級編】思考の学校の考え方をもとにした許せない相手の対処法3ステップ

許せない気持ちを和らげる具体的な方法を紹介します。
手順は次の3ステップです。
- 許せない相手をリストアップする
- リストを見て許せない気持ちを紙に書き出す
- 相手の立場から見直してみる
実践すれば、許せない思考を見直すヒントになりますので、ぜひ試してみてください。
1.許せない相手をリストアップする
許せない相手を、紙に書き出していきましょう。
頭の中で考えるだけよりも、書き出したほうが気持ちを整理しやすくなります。
たとえば、次のように挙げてみましょう。
- 上司のAさん
- 夫
- 子ども
- 父親
- 母親
まずは、許せない人をすべて挙げることが大切です。
ここでのポイントは、良好だと思っている家族も書き出すことです。
家族との関係が、許せない気持ちにつながっている場合があるからです。
2.リストを見て許せない気持ちを紙に書き出す
「1. 許せない相手をリストアップする」ができたら、次は一人ずつ思い浮かべながら、その相手への怒りを紙に吐き出していきましょう。
書くことは、自分の気持ちに耳を傾ける行為でもあります。
「あなたのせいでひどい目にあった!ふざけるな!」といったそんな乱暴な言葉でかまいません。
怒りにまかせて、筆圧強く、思いっきり書いてください。
言葉にして吐き出すと、気持ちがすっと軽くなります。
たとえば、父親との嫌な思い出を振り返るとします。
昔、父親がある場所に連れて行ってくれて、あなたは喜びました。
ところが次も、また同じ場所に連れてこられました。
「またここか、つまらない!」と、当時の気持ちを、そのまま書き出しましょう。
なお、関連記事「思考の学校の見下しとは? 手放すメリット5選と他者への怒りをやわらげるワークも紹介」では、見下している相手への対処法を紹介しています。
見下す傾向が強いと感じる方は、ぜひ参考にしてみてください。
3.相手の立場から見直してみる
「2.リストを見て許せない気持ちを紙に書き出す」で気持ちを整理できたら、次は相手の立場に立って出来事を見直してみましょう。
今回の事例では、父親がなぜ同じ場所へ2回も連れて行ったのかを考えます。
「なぜ同じ場所に2回も? 2回目は飽きたのに」
当時はこう感じていても、父親の立場からその理由を考えてみると、見え方が変わってきます。
父親は、子どもが「好き」と言ったことを覚えていて、もう一度喜ばせたかっただけかもしれません。
同じ場所を選んだのは、手を抜いていたからではなく、あなたを大切に思う気持ちの表れだったとも受け取れます。
当時の自分の受け取り方に偏りはなかったか、振り返ってみましょう。
また、関連動画「【潜在意識】お金が入る潜在意識の作り方 ○○の見直しが超重要!【お金の心配・不安】」では、家族との向き合い方を見つめ直した体験談をご紹介しています。
人を許すためのヒントを知りたい方は、あわせてぜひご覧ください。
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人を許せずにいると、怒りが湧いてストレスを抱えてしまいます。
その状態では、仕事も人間関係もいい方向へ進みません。
そこでまずは、許せない相手への思いを、怒りにまかせて紙に書き出してみましょう。
とはいえ、「独学でのやり方が合っているのか」「本当に一人で相手を許せるようになるのか」と不安になる方もいるはずです。
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執筆:市村 健太郎(イチケン)



