私は、小学校の先生です。
あまりの予祝のパワーとすごさに驚きました。
昨年度は6年生の担任で、
卒業を控えた2月、
5分で跳ぶ、
8の字大縄とびで予祝をしました。
〇〇小学校最高記録700回おめでとう!
迎えた当日の朝、
教室で予祝の話しをし、
子どもたちに目標を聞いたら700回跳ぶと。
これまでの練習では、
最高で652回だったので、
正直なところ680がいいところだと思っていました。
でも、子供どもたちは、
お祝いなんだから、700回がいいと。
ちなみに、この学校の過去5年間で最高記録が614回なのです。
まず、黒板に子どもたちが
「〇〇小学校最高記録700回おめでとう」と書いて、
予祝の始まりです。
一人一人、「700回跳んだ」というていで、
喜びの感想を言っていったのです。
思わず、先に泣いてしまう
「本当に嬉しかった。700回跳べた!!」
「いま、最高の気持ち。この記録は、
私たちの小学校で後にも先にも1位です」
「このクラス、このメンバー、
明るい先生のおかげで跳べた700回だった」
「ボクはこのことを、この数字を、一生忘れない」
「20歳の成人式のとき、学校に来て、
この記録が破られてないか確かめに来よう」
「腕が痛くても、最後までがんばってよかった」
「がんばって練習してきてよかった」
それはそれは、
素直な子どもたちだからこその最高の予祝でした。
私は、我慢しきれず、泣いてしまいました。
「もう、先生は最高のプレゼントをもらったから700回跳ばなくていいや。
ありがとう、ありがとう」と体育館へ。
そうして本番・・・。
698
699
700!
本当に本当に子どもたちは700回ぴったりの記録を出したのです。
思い起こすだけで、また感動が蘇り、涙がでてしまいました。
本当に、予祝を知れたことに感謝しています。
ひとみ
ひすいこたろう・大嶋啓介『前祝いの法則』フォレスト出版 (2018/6/8)