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お花見が伝える「日本文化」と「予祝」

なぜ日本人はお花見をするのか?

お花見こそ、
古代日本人が実践していた、
夢(願い)を叶えるための引き寄せの法則だったのです。
どういうことか?
古代日本人の一番の願いは、
稲がたわわに実り、お米がしっかりとれることでした。
その願いの実現を引き寄せるためにやっていたのが、
実は、お花見だったのです。

 
春に満開に咲く「桜」を、
秋の「稲」の実りに見立てて、
仲間とワイワイお酒を飲みながら先に喜び、
お祝いすることで願いを引き寄せようとしていたのです。
これを「予祝(よしゅく)」といい、
ちゃんと辞書にも載っています。
 
古代日本人がやっていた、
夢の引き寄せの法則、それが「お花見」だったのです。
祝福を予(あらかじ)め予定するのです。
いわば、「前祝い」です。

先に喜び、
先に祝うことで、
その現実を引き寄せるというのが、
日本人がやっていた夢の叶え方なんです。
盆踊りも予祝です。
秋の豊作を喜ぶ前祝いダンスが由来です。

綱引きも予祝

もともと綱引きはその年を占う方法の1つであり、

龍の雌雄に見立てた二本の手綱を結びつけ、

それを引っ張ることによって恵みの雨を呼び、

作物の豊作につなげようというものでした。


↕那覇大綱挽まつりの画像です。すごいですね。
毎年10月の「体育の日」をはさんだ土・日・月の3日間で行われます。メインイベントの大綱引は日曜日。

綱引きなど予祝に関する伝統には雌雄が絡む、

つまり生殖行為を暗喩する祭事も多く見られますが、

これは子孫繁栄につながるからであり、

生殖器崇拝に通ずる豊年を願っての意味も含まれていたとされます。

糸満大綱引は、
五穀豊穣、大漁祈願、家内安全、無病息災を願い、
南北に分かれた雌雄の綱の結合によって実りを予祝し、
勝負の結果で吉凶を占う行事です。
沖縄県糸満市ホームページより:http://www.city.itoman.lg.jp/kankou-navi/docs-kankou/2013072500031/

市役所のホームページに掲載されるほど、
予祝は日本人の生活に根ざした慣習と言えます。
 

大漁旗も予祝だった


縁起のいい言葉、
図画が描かれている大漁旗。
かつては出港の合図、帰港の合図として掲げていたが、
現在は出産祝いとして健康な成長を予祝するために贈られる。
または、正月の予祝やの意味で飾ったり、
新造船の進水の祝いに船を飾る縁起物となっています。
 

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