「あんなにひどいことをした人が、なぜ幸せそうなのだろう」
「報いを受けない人には、どんな特徴があるのかな?」
「許せない気持ちを、どう手放せばいいのか知りたい」
悪いことをした人が平気な顔で暮らしている一方で、自分には悪いことばかり起きると感じる人は意外と多いものです。
そう感じると、不公平だと思うのは無理もありません。
因果応報の仕組みを理解しないままでいると、つらい気持ちを抱え続けることになりかねません
一方、報いを受ける理由がわかれば、対処法を考えられます。
そこで、この記事では、次の4つを紹介しましょう。
- 因果応報を受けない人がいるように見える理由
- 報いを受けやすい人と受けにくい人の違い
- 因果応報を受けにくくなる対処法
- ポイント
読み終えたときには、なぜ人によって報いの現れ方が違うのか、その理由が腑に落ちるでしょう。
ぜひ最後までお読みください。
なお、因果応報は自分にも降りかかるものだと考えておく必要があります。
日ごろの振る舞いに悪い点があれば、やがて自分の身に降りかかってきます。
それゆえ、「自分にも報いが返ってくるのでは?」と心配になった方もいるでしょう。
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因果応報を受けない人の話の前に!概要をサクッと解説

因果応報の概要として、次の2点を解説します。
- 因果応報とは?
- 因果応報と心の状態の関係とは?
基礎知識がわかるので、ぜひお読みください。
1.因果応報とは?
因果応報は、良い行いにも悪い行いにも、それにふさわしい結果がやがて自分に訪れるという捉え方です
良い行いは良い結果を、悪い行いは悪い結果を招く、という意味合いです。
現代においては、悪い行いに対する報いを言い表す言葉として、一般に浸透しています。
たとえば、AさんがBさんについて「浮気している」という嘘を職場で流したとします。
噂が広まれば、潔白なBさんは出どころを突き止め、Aさんに問いただすでしょう。
こうした行為を繰り返すと、Aさんは周囲の信頼を失っていきます。
さらに、時間がたつうちに罪悪感に苦しむこともあるはずです。
人を傷つける言動は、いずれ自分を苦しめます。
日ごろの言動には注意しましょう。
なお、因果応報の仕組みについては、関連記事「因果応報は必ずあるの?報いを受けやすい人が知っておきたい3つの理由をわかりやすく解説」で取り上げています。
実際にどう報いを受けるのか、その流れを詳しく知りたい方は、ぜひご一読ください。
2.因果応報と心の状態の関係とは?
因果応報が起こりやすいかどうかは、心の状態、とくに気分が関係しています。
気分によって言動が変わり、その言動が結果として自分に返ってきます。
具体的には、以下のとおりです。
- 良い気分でいる → 人に優しくでき、嬉しい出来事が起こりやすい
- 不機嫌でいる → 態度が荒くなり、イライラする出来事が起こりやすい
- 不安や罪悪感を抱えている → 判断や行動が消極的になり、不安になる出来事が起こりやすい
たとえば、バレーボールの試合で不安や緊張を抱えていると、思うようなプレーができません。
一方、楽しい気分でプレーしていれば全力を出せます。
このように、心の状態によって結果が変わるので、機嫌を良くしましょう。
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因果応報を受けない人がいるように見える4つの理由

因果応報を受けていないように見える人にも、それぞれ事情があります。
主な理由は次の4つです。
- 報いが即座に現れるとは限らない
- 報いが小さく目立たない
- 本人が報いに気づいていない
- 他人からは見えないところで報いを受けている
背景を知ることで、報いを受けていない理由にも納得がいくはずです。
1.報いが即座に現れるとは限らない
因果応報は、すぐに返ってくるとは限りません。
行いが結果として表れるまでに、時間がかかることもあるからです。
ジェンガを思い浮かべてください。
1本抜いただけでは倒れません。
しかし、抜き続けると、ある瞬間に一気に崩れます。
報いも同じで、行いが積み重なるまでに時間がかかるものがあるため、遅れて現れるのです。
報いを受けてほしい相手が今は幸せそうに見えても、まだ「最後の1本」を抜いていないだけかもしれません。
良い行いも同じで、すぐに報われるとは限りません。
歌人の石川啄木や童話作家の宮沢賢治は、生前はほぼ無名でした。
しかし、亡くなったあと作品が広く読まれ、今では日本を代表する作家として評価されています。
このように、積み重ねた行いは、あとから報われることもあるのです。
ちなみに、関連記事「因果応報が忘れた頃に現れる3つの理由!昔のツケが回ってきた仕組みや回避方法を解説」では、報いが時間差で訪れるのはなぜなのか、説明しています。
なぜ遅れてくるのか知りたい方は、あわせてお読みください。
2.報いが小さく目立たない
相手への影響が小さければ、返ってくる報いはささやかです。
あまりに小さいと、それが報いだと気づかないことも少なくありません。
たとえば、妻の外出中に夫が一人ですき焼きを食べたとします。
帰宅した妻は「私も食べたかった」と文句を言うでしょう。
とはいえ、妻もお返しにサーロインステーキを食べてやろうとまでは思いません。
一晩寝れば忘れる程度の、ちょっとした落胆だからです。
このように、小さな行いへの報いは、軽い不満や気まずさといった形で返ってきます。
報いがないのではなく、小さすぎて目立たないだけなのです。
3.本人が報いに気づいていない
報いが来ているのに、本人が気づいていない場合もあります。
その原因の一つが、メタ認知の低さです。
メタ認知とは、自分を客観的に見る力のことです。
つまり、「人から自分がどう見えているか」に気づく力とも言えます。
メタ認知が低いと、報いを受けていても気づけません。
たとえば、文章を書くのが大好きなAさんがいるとします。
AさんはSNSで書きたいことを思うままに書くため、投稿は毎回2000文字にもなります。
本人は書ききって満足しており、悪気もないので罪悪感もありません。
しかし読む側は「長くて読みにくい」と感じ、次第に投稿を読まなくなります。
やがて、Aさんの投稿には「いいね」がまったくつかなくなりました。
それでもAさんは「どうして自分の投稿に全然、『いいね』がつかないのだろう?」と考え、自分に原因があるとは気づきません。
このように、メタ認知が低いと、報いを受けていても原因を他人や環境のせいにしてしまいます。
Aさんが読み手の気持ちに気づき、文章の書き方を見直せば、『いいね』はつくようになるでしょう。
なお、関連記事 「因果応報の恐ろしさとは?その意味とスピリチュアルな3つの仕組みをわかりやすく解説」では、因果応報がなぜ恐れられるのかを取り上げています。
具体例を確認したい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
4.他人からは見えないところで報いを受けている
因果応報を受けないのではなく、そのる様子が見えていないだけの場合もあります。
それは他人の心の中は、誰にもわからないからです。
一見、幸せそうな人は、実はお金や人間関係で悩んでいるかもしれません。
SNSで明るい投稿をしている人は、実は深く悩んでいることもあります。
たとえば、芸能人やプロスポーツ選手は、華やかに見える裏でアンチコメントに傷ついているケースは少なくありません。
また、すでに報いを受け、反省して立ち直ったケースもあります。
相手が幸せそうに見えるのは、自分の思い込みかもしれません。
ちなみに、関連記事「自分を苦しめた人が幸せそうなのが許せない!怒りの感情を手放す4つの方法」では、報いを受けていない人が充実しているように見える理由を、説明しています。
その理由を知りたい方は、あわせてお読みください。
因果応報を受けない人と受ける人の違い

報いを受けやすいかどうかは、考え方や行動の傾向によって分かれてきます。
とくに次の2つが大切です。
- 相手の意見を受け入れるかによる
- 責任の取り方による
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.相手の意見を受け入れるかによる
相手の意見を受け入れるかどうかによって、因果応報の結果は違ってきます。
自分が良いと思ったことが、相手にとっても良いとは限らないからです。
たとえば、Bさんの母親は、Bさんが実家に帰るたびに料理をたくさん作ってくれます。
しかし、Bさんは小食です。
Bさんは一度「もう少し量を減らしてほしい」と伝えましたが、母親は「遠慮しなくていいのよ」と取り合ってくれませんでした。
母親をがっかりさせたくないBさんは、無理をして食べ続け、やがて胃薬が手放せなくなります。
母親はBさんの喜ぶ顔が見たくて作っていたはずなのに、結果的にBさんを苦しめてしまい、ついにはケンカになってしまいました。
母親がBさんの意見を受け入れて量を見直していれば、こうした事態は避けられたでしょう。
2.責任の取り方による
責任を取る人は、因果応報を受けにくくなります。
問題から逃げずに向き合うからです。
たとえば、責任を取る人は、相手に失礼なことをしたらすぐに謝ります。
早く謝れば相手の不満も大きくならず、関係をこじらせずに済むでしょう。
一方、責任を取らない人は、人のせいにして言い訳を続けます。
その結果、相手の不満は積み重なり、やがて信頼を失うという形で報いが返ってくるのです。
ちなみに責任を取る人は、「今の自分に何が足りないか」「どうすれば解決できるか」を考えて行動を改めます。
原因から見直すため、同じ過ちを繰り返しません。
その結果、因果応報を受けにくくなります。
とはいえ、責任を取ろうと思っても、つい逃げてしまう人は多いものです。
自分にどんな「逃げる思考」があるのか知りたい方は、思考の学校の体験講座がおすすめです。
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因果応報を受けない人になりやすくなる4つの対処法

日頃の考え方を少し変えるだけでも、報いは受けにくくなります。
おすすめの方法は次の4つです。
- 自分の中の見下しに気づく
- 見下している相手の特徴を書き出す
- 自分ごととして反省する
- 相手を応援する
1つずつ取り組めば、考え方は少しずつ変わります。
1.自分の中の見下しに気づく
まずは、自分の中にある見下しに気づくことから始めましょう。
潜在意識は主語を区別しないと言われます。
これは「あの人は全然できない!」と見下してしまうと、「自分はできない!」と思っているのと同じことです。
つまり、人を見下すことは、自分に悪口を言っているのと一緒です。
見下した瞬間に自分自身が傷ついている、それこそが因果応報です。
とはいえ、人を見下したくなることは誰にでもあります。
自分が失敗して落ち込んだときほど、無意識のうちに「あの人よりはマシ」と他人を見下して、自分のプライドを守ろうとしがちです。
そこで大切なのは、見下した瞬間に立ち止まることです。
「今、見下したな」と気づき、心の中で「もうやめよう」と思うことで、見下す癖は軽くなります。
2.見下している相手の特徴を書き出す
「1.自分の中の見下しに気づく」で見下しに気づいたら、その相手の特徴を紙に書き出しましょう。
頭の中で考えるだけでなく文字にすると、自分の見下しを客観的に見られます。
たとえば、次の事例を見てみましょう。
- 見下している相手:職場の同僚Iさん
- 見下す理由:約束を忘れる、よく休む
- 相手の事情:疲れている、悩みがある
まずは上記の事例のように相手の名前と、見下してしまう理由を書きます。
次に、相手がなぜそうしてしまうのか、その事情に目を向けてみましょう。
それだけで、相手の気持ちが多少理解できるので、見下す気持ちが少しやわらぎます。
見下す気持ちが減れば、自分に返ってくる報いは少しずつ小さくなるでしょう。
ちなみに、関連記事「かわいそうが見下すような印象になってしまう3つの理由!言われると腹が立つ根拠と返し方を紹介」では、何気ない言葉に潜む見下しについて解説しています。
3.自分ごととして反省する
書き出した内容を、今度は自分ごととして読み返しましょう。
「他人は自分を映す鏡」という考え方があります。
他人の気になるところは、自分の中にもある部分が映し出されたという見方です。
つまり、相手の欠点は自分にもあるというものです。
「2.見下している相手の特徴を書き出す」で紹介した同僚Iさんの例なら、約束を忘れる、よく休むといったことを、自分も過去にしていた可能性があります。
思い当たることがあれば、今も同じことをしていないか振り返り、改めていきましょう。
「人のふり見て我がふり直せ」ということわざのように、自分の行いを正すことが、報いを受けないことにつながるのです。
4.相手を応援する
周りの人を応援すると、自分自身も応援されるようになります。
それは潜在意識は主語を区別しないからです。
つまり、相手に「頑張れ!」と願うと、その言葉を自分も「頑張れ!」と受け取ります。
とくに大切なのが、ライバルを応援することです。
とはいえ、これは簡単ではありません。
ライバルとは、自分が叶えたい夢を先に叶えている、本当はうらやましい相手だからです。
しかし、ライバルの失敗を願うのは、自分の夢の失敗を願うのと同じです。
これに関連して、プロゴルファーのタイガー・ウッズ選手には、有名なエピソードがあります。
相手が最後のパットを外せば自分の優勝が決まる場面で、彼は「外せ!」ではなく「入れ!」と念じ続けていたそうです。
「外せ!」と願うと、自分がパットを打つときに、そのイメージが出てしまうからです。
一方、「入れ!」と願えば、パットが成功するイメージだけが持てます。
このように相手を応援し続けると、自分を励ます前向きなものに変わります。
相手に向けた応援を続けると、巡り巡って自分に返ってきやすくなるのです。
それでも、なかなか人を応援できない方もいるでしょう。
そんな方には、人を応援する体験ができるイベント「予祝キャラバン」への参加をおすすめします。
ちなみに、関連記事「大嶋啓介の予祝キャラバン講演会・イベントレポート!情熱の2時間(神奈川版)」で、どんなイベントか紹介しているので、あわせてお読みください。
因果応報を受けない人になるための2つのポイント

日々の心構えとして、次の2つを押さえておきましょう。
- 心の声をチェックする
- 三方よしを意識する
それぞれ見ていきましょう。
1.心の声をチェックする
嫌なことが起きたとき、心の中で何をつぶやいているか意識してみましょう。
たとえば、次のような場面では不満の声をつぶやきがちです。
- 電車乗り遅れる
- 急に雨が降り出す
- 駅でスマホをなくす
こうした状態になると、「今日はついていない!」「最悪だ!」と誰しも思ってしまいます。
この心の声を放っておくと、怒りが膨らみます。
その瞬間は「今、不満を言っているな」と気づき、冷静に対処しましょう。
とくにスマホをなくせば、イライラするのは当然です。
それでも、不満の声に気づいたら「駅に届いていないか」「買い替えるべきか」と俯瞰するほうに切り替えましょう。
心の声に早く気づき、修正するほど、気持ちを立て直すのも早くなります。
2.三方よしを意識する
何か行動するときは、「三方よし」を意識しましょう。
三方よしとは、次の3つがそろった状態です
| 三方よし | 現実社会での置き換え |
|---|---|
| 売り手よし | 自分よし |
| 買い手よし | 相手よし |
| 世間よし | 社会よし |
この3つがそろっていれば、悪い報いは生まれにくくなります。
しかし、1つでも欠けると、どこかにひずみが生じます。
「相手よし」が欠けた例が、校長先生の長い話です。
校長先生は生徒のためを思って、熱心に話します。
しかし、伝えたい気持ちが強すぎて、話が長くなってしまいます。
その結果、生徒には要点が伝わらず、「長くてつまらない」と思われるだけです。
「社会よし」が欠けた例には、スポーツの八百長があります。
八百長は選手同士には得でも、観客にとっては良いことが何もありません。
自分だけ、あるいは自分と相手だけが良くても、三方よしとは言えません。
3つの「よし」がそろっているかを意識することが、悪い報いを遠ざけるコツです。
因果応報を受けない人になるために思考の学校で学ぼう

悪いことをしても、報いを受けていないように見える人がいます。
しかし、それは報いがすぐには現れないか、外から見えないだけです。
「自分は大丈夫」と考えず、報いは返ってくるものだと意識しておきましょう。
とくに、ネガティブ思考を続けていると、良くない出来事が起きやすくなります。
報いを避けやすくするためには、ネガティブ思考の原因を見直すことが大切です。
とはいえ、自分の思考の癖を一人で見直すのは簡単ではありません。
そこでおすすめなのが、「ムネの思考の学校・体験講座」です。
自分の中にあるネガティブな思考に気づくヒントが得られます。
本記事で紹介した「他人は自分を映す鏡」という考え方も、思考の学校によるものです。
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執筆:市村 健太郎(イチケン)





