- アファメーションは、効果があるだろうか
- 最強例文があったら知りたい
- 人生が変わった方はいるのか知りたい
アファメーションは肯定的な言葉を唱えることによって、自分の考え方や価値観をポジティブに変える方法です。
それにより、理想の自分のキャラクター設定ができた結果、なりたいの自分に近づき、望む未来に変わったという人もたくさんいます。ただし、やり方を何も知らないと間違った方法で取り組んでしまうと、期待と真逆のことが起きてしまう可能性があります。
そこで本記事では、正しい手順を理解してもらうために、以下のことを詳細に解説します。
- アファメーションの基礎知識
- 作るための準備
- やり方
- 実践するタイミング
- 時間がないときの効果的なやり方
- 効果が表れない人の特徴
この記事を最後まで読めば、前向きな自分を手に入れられる方法がわかるでしょう。ぜひこの記事を参考に方法を試してください。
アファメーションの効果的なやり方を知るための基礎知識
アファメーションの効果を発揮するためには、以下の3つの基礎知識を知ることが大切です。
- アファメーションとは
- 成果が出る仕組み
- おすすめできる理由
これらを見ていきましょう。
1.アファメーションとは
アファメーションとは、前向きな言葉を何度も唱えることで、ポジティブな自分にキャラクター設定できるという方法です。スポーツの現場でもよく使われています。
たとえば、握力テストがよくある事例として挙げられます。
- 「私は弱い!」を繰り返し唱える:握力が通常より下がる
- 「私は強い!」を繰り返し唱える:握力が通常より上がる
アファメーションをうまく活用すれば、より能力を発揮できることが分かっています。スポーツに限らず、目標達成が必要な場面で、活用されているのでおすすめです。
2.成果が出る仕組み
アファメーションによって、成果が出る仕組みのヒントは心→行動→結果の法則」にあります。以下の画像を見ていきましょう。
たとえば、「自分はできる!」と宣言することで、以下のように変化が起こります。
- 心:自分はできる!と思うようになる
- 行動:頑張っている!と信じられるようになり、行動の質や量が上がる
- 結果:以前より、行動の質や量が上がるので結果がともなう
そのため、アファメーションをすると心と行動がポジティブなものに変わり、成果が出やすくなります。
3.おすすめできる理由
アファメーションは成功している人の多くの人が活用しており、研究によってもその効果が証明されています。筑波大学の論文も以下の研究データに基づき、実際に実験を行い、その効果を確認しています。
アファメーションとは、潜在意識を変化をさせるために行う自身の建設的な語りかけであり、その潜在意識の変容によって自己変革および目標達成を目指す。すなわち、思い描いている理想、望まれる結果を自身に信じ込ませることで、実施者はそれにふさわしい行動を選択し目標を達成することができる。
日本国内でも女子バスケットボール選手やプロ野球選手が実践し、成果を挙げている。
引用:筑波大学の「ある男子400m走競争者を対象としたアファメーションによるレースパターン変容の試み」より
たとえば、俳優のウィル・スミスさんもアファメーションを活用している1人です。彼は「私は世界最高の俳優になる」と繰り返し唱えていたそうで、今はハリウッドで成功している大スターになっています。
チャンネル登録者が6万人いる人気講演家の大嶋啓介さんもアファメーションを推奨しています。彼は発した言葉次第で将来ができていくと話されています。
これを活用しない手はありません。アファメーションを積極的に活用していきましょう。
アファメーションの効果的なやり方5ステップを解説
アファメーションを実践するのに効果的な手順が5つあります。
- 目標となる姿を決める
- 理想の人生を書き出す
- 理想の自分はどんなことをするかを対応を考える
- アファメーションは断言形で言い切る
- 目を閉じて想像して唱える
こちらを見てきましょう。ここからは書き出すワークがあるので、最初に紙とペンを用意してください。
1.理想像を決める
目標となる姿を決めることが大切です。なぜなら、理想の自分を決めないと、いつまで経っても現状維持のままだからです。
たとえば、「今の自分の年収が300万円ならば、年収1000万円になる!」と決意することです。そのためにも、まずは自分の理想像を決めましょう。
年収以外にも、「憧れのなりたいキャラクターになる!」という決め方もおすすめです。すべては、まず決めることから始まります。
2.理想の人生を書き出す
アファメーションを作るために、理想の人生を書き出していきましょう。先ほどの年収1000万円の人間になりたい方を例に挙げます。
その場合、「もし年収1000万円の人間になるとしたら、どんな自分になっている?」と質問し、何を手に入れているか書き出します。例を挙げると、以下の6つの事例です。
年収1000万円のイメージ
- 衣類:モダンな洋服を着こなしている
- お金:貯金1000万円
- 仲間:人望と人脈があり、パーティを開催したら50人集まる
- 健康:髪の毛がフサフサで細マッチョ
- 心:いつもワクワクしている
- 価値観や考え方:どんなことも面白がっている
まず憧れのなりたい姿を書き出して、理想の自分をはっきりしましょう。
3.理想の自分ならどんなことをするか考える
新しいセルフイメージに書き換えるために、理想の自分ならどんな対応するかを考えていきましょう。年収300万円の自分が年収1000万円になりたい場合、その手順は以下の2つです。
- 年収300万円の今の自分は、このような行動をしている
- しかし、年収1000万円の自分なら違う行動をしている
これまでとは違う、新しい自分の考えや行動を決めていきます。その方法は、今の自分がやりたくないと思っていることに対し、理想の自分ならどんな対応をするかと想像することです。
今までが、「これに挑戦したほうがいいのは分かるけれど面倒だなぁ、明日からでいい」という考え方では、現状維持のままで何も変わりません。
そのために理想の自分ならどうするか、行動を先に決めていくことが大切です。そこで、次の3つの質問に答えていきましょう。
- もし日常の出来事で超一流の自分なら、どんな対応をしていますか?
- もし年収1000万円の人間なら、どんな対応をしていますか?
- もし大きな問題が起きたときにどのように解釈をし、どんな行動をすると思いますか?
その例が以下の表です。
問題の事例 | 年収300万円の自分の行動 | 年収1000万円の自分の行動 |
面倒な仕事が回ってきた | 先送りする | 今すぐにやる |
ピンチがやってきた | 不満を言う | 面白がる |
上司に怒られる | 上司に逆切れする | 自己責任だと反省する |
部屋が散らかっている | そのまま放置する | 整理整頓する |
旦那が靴下脱ぎっぱなしのまま | 旦那を叱る | 何も言わず、旦那の靴下を片づける |
この表のように成功している内面の姿を書き出さないと、いつまでも「面倒だなぁ」と言い訳を始め、現状維持のままです。当然、夢が叶うスピードは遅くなります。
しかし、理想の姿を書いていけば、間違いなく未来を変えようと変化が起き始めます。
4.アファメーションは断言形で言い切る
理想のキャラクター設定が完成したら、その情報をもとにアファメーションを作ります。先ほど書いた理想のセルフイメージリストを参考にし、「私はこのような人間です」と断言形で宣言したものを作っていきましょう。
「こんなふうになれたらいいな」と曖昧な表現ではなく、「私はこんな人間です」と言い切ることが大切です。もし年収1000万円になりたい自分ならば、以下の5つのように作っていきます。
年収1000万円の自分の行動リスト | アファメーション |
今すぐにやる | 私はすぐに行動しています |
面白がる | 私はどんな物事も面白いと感じる心を持っています |
自己責任だと反省する | 私はどんなことにも、冷静に自己責任だと捉えます |
整理整頓 | 私はいつも整理整頓しています |
何も言わず、旦那の靴下を片づける | 私はどんなときも最善を尽くす人間です |
この表のように、ポジティブな断言形の文章を書いていきましょう。アファメーションの数は多くても5つまでがベストです。
自分にとって最適なアファメーションをすることで、新しい自分に生まれ変わります。
5.目を閉じて想像して唱える
アファメーションができたら、目を閉じてありありと想像して実践しましょう。なぜなら、想像力を活用するとイメージが湧いてくるので、潜在意識が書き換わりやすくなるからです。
たとえば、産業教育機器システム便覧によると、人間が五感から読み取る情報には、次のような隔たりがあります。
- 視覚 83%
- 聴覚 11%
- 臭覚 3.5%
- 触覚 1.5%
- 味覚 1.0%
アファメーションは聴覚による情報なので、11%による影響です。しかし、これだけではもったいないです。
目を閉じて視覚の83%の情報も活用していきましょう。ポイントは自分が作ったアファメーションによって、新しく生まれ変われると信じることです。
新しい自分に生まれ変わっている姿を思い浮かべて、ワクワクするぐらい感情を揺さぶっていきましょう。涙が出てくれば理想です。
イメージの中で、成功体験を何度も繰り返し反復することによって、なりたい自分に変わっていきます。
なお、理想像を描きやすくするためには予祝というメソッドがおすすめです。「予祝5daysチャレンジ」では、目標となる姿を描ける予祝のノウハウが学べる動画が無料で5日間届きます。
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【やり方の効果を発揮するために】アファメーションのための5つのポイント
アファメーションの効果を発揮するためのポイントが5種類あります。
- 朝起きたとき
- 寝る10分前
- 瞑想したあと
- お風呂で行う
- 鏡の前で行う
こちらをみていきましょう。特に朝起きたときと寝る10分前がベストです。
1.朝起きたとき
アファメーションは、朝目覚めたときにすることをおすすめします。なぜなら、朝は脳がクリアになっており、潜在意識が書き換わりやすくなるからです。
朝起きた状態はアルファ波、シーター波と呼ばれる脳波が出てきます。アルファ波が出ているときは深くリラックスしており、シータ波が出ているときは瞑想している状態です。
この状態になると意識と無意識の境目が曖昧になるため、ポジティブな情報を入れると潜在意識の書き換えがしやすくなります。そのため、朝起きたらアファメーションをしていきましょう。
2.寝る10分前
夜寝る10分前に、アファメーションをすることはおすすめです。眠くなることでアルファ波、シーター波が出てくるため、潜在意識が書き換わりやすい時間帯だからです。
ただし、朝と夜の違いが1つあります。寝る前に繰り返した情報を入れると、寝ている間も、そのことを考えています。
潜在意識が書き換わる流れは以下になります。
- 前日の出来事:「私は幸せです」とアファメーションする
- 寝る前の気分:幸せな気分
- 寝ている間:頭の中は「私は幸せ」と考えている
- 翌日:朝、幸せな気分で起きられる
これは小学生の頃、遠足や運動会の前日、寝る前にワクワクしていたため、早起きできるのと同じ原理です。そのため、寝る前にアファメーションをして、潜在意識を書き換えていきましょう。
3.瞑想したあと
朝起きたときと寝る前がベストなのは理解しても、朝起きたときに忘れたり、夜寝る前に疲れたりしてできないことがあるでしょう。そんなときは、瞑想したあとのアファメーションがおすすめです。
目を閉じて思考を落ち着かせると、アルファ波が出てきて脳がクリアになっているため、潜在意識に情報が入りやすくなります。目を閉じて心を落ちつかせたら、ポジティブな言葉を唱えていきましょう。
4.お風呂で行う
おすすめな方法がお風呂の中で行うことです。温度を38度のぬるま湯にすると交感神経(緊張時に働く神経)から副交感神経(リラックス時の神経)が優位になり、身体がリラックスして、脳にアルファ波が出てきやすくなります。
アルファ波が出ている状態だと、潜在意識を書き換えやすくなります。したがってお風呂ではアファメーションは効果が出やすいです。
5.鏡の前で行う
鏡に向かってアファメーションをすることをおすすめします。先ほど述べた産業教育機器システム便覧によると、人間が五感から読み取る情報は、視覚が83%です。
鏡を用いると「自分の顔を見る」という視覚を活用できるようになります。その例として、鏡に向かって次の3つのアファメーションを唱えたとしましょう。
- あなたは素晴らしい!
- あなたはカッコイイ!
- あなたは魅力的である!
すると、鏡に映っているもう1人の自分が、今の自分を褒めてくれているような現実味が湧いてきます。
人間は褒められると嬉しい生き物です。認められているような感覚を味わうことで、嬉しい感情や自信が生まれます。
つまり、鏡に向かってアファメーションする効果は、誰か(鏡の自分)が褒めてくれることによって、自己肯定感が上がる感覚と一緒です。
人間は笑顔で褒められると、より嬉しく感じます。そのため、鏡の前でアファメーションを行う際は、笑顔で行いましょう。
ちなみに7つの事業をしている会社の副社長であり、セミナー講師も務めている予祝の事務局のムネさんは、セミナーをする際に鏡の前で「お前のクロージングは神がかっている」と言っていたそうです。
アファメーションの効果が表れない人ときに試したい4つのこと
アファメーションの効果が現れない人の特徴は4つあります。
- 否定形の言葉を入れている
- イメージが足りていない
- 継続していない
- 叶うと信じきれていない
こちらを見てきましょう。
1.否定形の言葉を入れている
アファメーションでよくある失敗例は、否定的な言葉をいれてしまうことです。その理由は人間の脳は、イメージと体験の区別がつかないからです。
この画像を見て、半分に切ったレモンを口の中でジュワッと絞ってみてください。その状態で「レモンをイメージしないでください」「レモンをイメージしないでください」と、10秒ほど言い続けましょう。
すると「イメージしないでください」と言っているにも関わらず、口の中にはレモンの酸っぱさが広がります。
同じように、「自分はミスをしない人間です」といっても、潜在意識は「〜ない」という言葉は認識しません。つまり、「私はミスをする人間です」という宣言をしているので、ミスをしやすい人間に変わります。
この場合は、「私はどんなときも、冷静になって対応できる人間です」と肯定的な言葉に書き換えましょう。アファメーションではネガティブな単語は入れず、ポジティブな文章のみで作ることが大切です。
2.イメージが足りていない
アファメーションをする際、イメージが足りないと叶いにくくなります。筆者は「私は年収1000万円の人間です」とずっと唱えても全然叶いませんでした。
その理由は「年収1000万円のイメージが全く湧いていない」「このアファメーションが心に響いていない」ことが理由です。そのために、2.理想の人生を書き出すで書いた理想の自分はどんな人生を送っているかの設定が必要です。
理想の人生を書き出したときの例文を再び見てみましょう。
年収1000万円のイメージ
- 衣類:モダンな洋服を着こなしている
- お金:貯金1000万円
- 仲間:人望と人脈があり、パーティを開催したら50人集まる
- 健康:髪の毛がフサフサで細マッチョ
- 心:いつもワクワクしている
- 価値観や考え方:どんなことも面白がっている
これらを書かないと、年収1000万円を経験したことがない人には年収1000万円を達成した想像ができません。想像ができないものをアファメーションしても効果が現れることはないでしょう。
3.継続していない
アファメーションが叶わない人の特徴は、継続していないことです。最低90日は必要です。
たとえば、筆者には10kgダイエットをしようと思った友人がいたので、そのエピソードを紹介します。
ダイエットは本気で90日間挑み続ければ、必ず結果は現れます。しかし、三日坊主という言葉のとおり、3日しか継続しなければ結果は出ません。
アファメーションも同じなので、こちらは継続していきましょう。
4.叶うと信じきれていない
アファメーションの効果が現れない人の特徴は、実践しても叶うと信じていないことです。たとえば、よくある信じきれていない例は以下の3つです。
- こういうふうになったらいいな:なったらいいなぁという自分をイメージしている
- 繰り返しやるのは面倒だよな:繰り返し続けられないことを考えている
- 面倒だけど、少しはやってみるか:嫌々やろうとしているため、効果が薄れることを想像している
この考えでは、100%力を発揮することはできません。
大切なのは「こんな新しい自分に生まれ変わって幸せだなぁ」と、演じ切ることです。なりたい自分に書き換わっている姿を繰り返しイメージし、心をワクワクさせていくのです。
- 理想の自分になれたらいいな
- 理想の自分になりたい
- 面倒くさいけれど、やってみよう
これらの感覚を手放し、既になりたい姿になっている姿を忘れないようにしましょう。
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